玉子のお話

皆様、こんにちは！

９月も半ばを過ぎましたが、まだまだ日中は暑い日が続いておりますが、夕方になると秋を感じる程度には涼しくなってきましたね！

気温の差が大きくなっていますので、体調にはお気をつけくださいね！

 

暑さで人がバテれば、動物だって同じです。

「鋼の錬金術師」などで有名な漫画家の荒川弘先生も「百姓貴族」で書かれていましたが、夏になると牛も餌の食事量が減り、水をたくさん飲むせいで、牛乳が水っぽくなるそうです。

当店ですと、それが非常にわかりやすいのが、卵……鶏卵です。

 

伊勢ブランドにも認定していただいております、当店の名物「だし玉子焼」ですが、暑い日が続くと、卵が非常に水っぽくなってしまいます。

場合によっては、焼いて形を作るのが難しいほど。そういう場合は、流石に商品としてお出しできないので、卵を変えて作らせていただくのですが、どうしても夏場の卵というのは、水っぽくなってしまいがちです。

ご家庭でも、経験のある方はお見えかもしれません。

 

今年は水っぽい卵に当たることが少なかったのですが、やはり多少は入るようになってきてしまっています。

言い訳のようで大変申し訳無いのですが、養鶏業者の皆様も、品質の維持には大変ご苦労をされておられますが、暑さだけはどうしても難しいようです。

人間だって暑さで食欲をなくしたり、酷いときは熱中症で倒れるんですから、動物だって同じですよね……。

 

だし玉子焼でも少し味の薄いものや、やたら歯ごたえがサックリしているもの、だしの量が少ない……かも……？なんていう商品に当たりましたら、鶏さんも夏バテしてるんだなぁ……と思っていただけますと助かります。

（卵の量を変えたりして努力しているのですが、やはりなかなか難しいもので……）

 

秋～冬にかけて、また濃厚な卵になり、どっしりとした玉子焼になると思いますが、こういったものも季節性……なんでしょうかね。

逆に言うと、アッサリサックリした玉子焼が好きな方は、夏場の方がお好みかもしれません。

 

ちょっとした困りごとの小話でした。

繰り返しになりますが、皆様もくれぐれも体調管理にお気をつけください。

秋に向けて、暑さのラストスパートに負けないようにしたいですね！